泥棒と文通する

2010, パフォーマンスのヴィデオドキュメント (4分54秒) ,ラムダプリント(1200mm x 1200 mm)

ヘルシンキの複数の銀行ビルの壁に“泥棒のみなさま、今が盗みに入る時です”というメッセージを投影する。大型のライトプロジェクターを用いて、銀行の営業時間終了後の夜間に数日間に渡って実施した。銀行員不在のビルにおいて反社会的人物である泥棒に話しかけることは、共同体に潜在する他者とのコミュニケーションを表す。サインを見た人々は銀行資本や資本主義社会の所有に対する抵抗行為だけではなく、身近な日常生活のあらゆるレベルの盗みを想像することができるかもしれない。

Produced in aresidency at Helsinki International Artist Programme, Finland. Supported byHIAP

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